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小島伸幸氏特別インタビュー

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最後に・・・・



— 最後に、小島さんは何かジンクス的にルーティンで必ずやるようなことはありましたか。


小島氏:

グラブもそうですけれども、テーピング、スパイク、すね当ては左から着けるといったように全部順番が決まっていました。だから、右から履いてしまったら全部やり直しですよ。履いて着替えますといったときに、短パンは違いますけれども、とにかく足に身につけるものは全部左からです。そういう準備を人知れずしていましたね。
現役時代は「ジンクスはあるのですか」とか「願掛けとはあるのですか」ということを聞かれても、「ありますけれども、言いません」と言っていたのですが、もう引退しましたから話しても大丈夫です。

— なるほど。

小島氏:

そういうものを人に言うと効力がなくなると聞いたことがあるので、そんなことまで信用して試合をやっていましたね。


— 突き詰める部分の1つということですね。

小島氏:

それも安心してピッチに立てるためにということの1つです。だから、そこが「きょうはちょっと違ったな」と変なところに頭がいかないようにしていました。ピッチで安心してできるようにという意味では、練習も願掛けもスパイクを履くのが左というのも全部同じような気がしますね。


— もちろんトレーニングをやりきった上で、さまざまな不安の部分をどんどん取り除いていくというのは、試合に臨むアプローチとしてはゴールキーパーの方が特にやられることかなという気がしますね。

小島氏:

チームの一番後ろにいる、しかも手が使えて守備で言うと要のところなので、ここが精神的におどおどしていたり、動揺していたりするとチーム自体が落ち着かないと思います。ゴールキーパーが堂々としていることによってチームに与える安心感と、相手チームに与える威圧感は違ってくると思います。
 精神的な作業は、ゲームを構成する要素が100ぐらいあったとしたら本当にコンマ幾つかもしれないけれども、それによって貢献できることはあると思うので。そこで勝負がひっくり返されないとも言えないと思います。ゴールキーパーは点をとられたら「私のせいではない」と言っても私のせいになってしまいますから、本当にシビアなポジションです。
でもだからこそゴールキーパーはやりがいのあるポジションだと思いますね。


小島伸幸氏 特別インタビュー (了)
ご愛読ありがとうございました。




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